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「かすり傷も痛かった…」コンテンツ業界で病む人が多い理由


心が病む原因


こんにちは!


福田: ということで最近、箕輪さんといない時に起きた出来事としてはメンタル2週間ぐらいめっちゃ病んだ時あって…


箕輪: 読んでびっくりした!
僕の周りでコンテンツ業 界って病む人多いじゃん。
病む側じゃなさそうに見えるのに。


福田: そうなんですよ!僕にとっては結構初めての体験で。でも冷静に考えて自分が悪いなと思ったんですね、総合的に考えて。ただそこに耐えきれるだけのキャパがなかって病んだっていうところで、ただ病んでも解決しなかったので何とかしよってなって、回復したんですけど…。


箕輪: みんな物量が一定超えると病むんだね。僕の周りも2、3人病んでるけど同世代の出版業界の人。
本の量が半端なくなったりすると病むよね。

そこにプレッシャーがかかるとね。


福田: ほんとそうですね。 意外と強くないんだなと思いました。


箕輪: 何なの病むって分かんない。笑


福田: 今日聞きたかったのが、メンタル病んだときの対処法とか、元々箕輪さん最初に、NewsPicks Bookとかやっていた時は病み知らずみたいな感じで、飛ぶ鳥を落とす勢いだったと思うんですけど、

最近出された本でもかすり傷も痛かったみたいなところで、メンタルの維持法というか。


箕輪: 酒鬱みたいな話とか、心がボロボロになったみたいな話書いてんだけど、確実に病だなっていうほどにはなってないんだよね。

逆に言うと文春みたいなのあってて暇にになって酒ばっかり飲んで廃人みたいになったんだけど、それがなかったらもしかしたら病んでたのかもね。逆に。もしかしたら。


忙しくはなかったから病んだことないんだよな。
どういう風になるの?

ダリィなとかめんどくせーなとかじゃない、確実に違うっていう線引きがあるの?


福田: はい。集中力が明確に5分ぐらいしか続かなくなるって言うところと、ご飯は味しなくなるっていう所と、あんまり寝れなくなるみたいな。


箕輪: それ客観的にこれはおかしいって理解する心はまだ残ってるんだ。


福田: 残ってました。1回病院行ったんですけど待ち時間が長すぎてやめたんですよね。

でもやっぱりやばいってなって行って鬱状態ですと。


箕輪: 2ヶ月もそのままだったの?ご飯の味しなくて?


福田: そうですね。上下あるんですけどそうですね。
そっから根本解決しに行こうってなって自分自身が、結局自分の責任だなってやっぱ再確認して根本を解決しようみたいなところと、あと適切な大人に相談するっていうのは大事だなと思って、


そのうちの1人に田端さんにお話ししたんですけど、田端さんは優しくてかつ過激なので最悪どうにでもなるって思える海外行ったみたいな感覚で、

所詮仕事だなみたいな風に思うっていうところができたっていうのはすごいありがたいなと思ってます。


箕輪: なるほど面白いねー!体が朝起きられないみたいな人もいるじゃん。


福田: 次の段階から起きられなくなるらしくて、それの前に紙一重だなって思ったんですけどそれまではいかなかったですね。


箕輪: それって回復するの?


福田: 完全にしましたね今。
明確に最悪の状態考えた時にそんなに最悪でもないなっていう腹落ちしたっていうところと、自分の責任だなと思って改善しようって。


箕輪: そういう時って自分責めちゃいけなそうじゃない。根本的に責任を考えたみたいな話って、もっと後の段階な気がして微妙な段階でやるのって悪い感じするんだけどいいんだ?笑


福田: 世間的には良くないらしいです。笑笑


箕輪: 向き合うことに決めたってことだよね。逃げたり見ないようにしてる時が一番しんどいからな。


完全に逃げるか向き合うか


福田: そういうわけですね。逃げるか向き合うかの2択だなって。

逃げる選択肢もあったんですけど、頑張ろうっていう感じで。今回学んだこととしては自分たちにとって大きいお金とかもらったら終わりじゃなくて、そこに対して見合う価値を作るとかやるべきことをやるみたいのはやっぱ大事だなって。


箕輪: 本質的には大事だよね。 人生的にはさ、ぶっちゃけ損切りしろよって話だよね。笑
人生狂うくらいならっていう図太さと、命かけてでもやる誠実さ両方持ってた方がいいよね。


福田: そうですね〜。田端さんは最悪返金して0にすれば別に何も言われる筋合いないからというのは確かになと。


箕輪: その選択肢をなくはないと思ってるかどうかってでかいよね。このビジネス人生やる上で返金とかした方が 楽だと思うけど光本さんみたいに、知らんがなスタイルもあるよね笑笑


福田: その選択肢はあまりなかったです!笑


箕輪: あなたが欲しいって言ったんでしょみたいなスタイルもあるけどね。
あれくらい無責任天才型だと痛い目あうしな〜笑


福田: そうですよね、でもそこまで僕突き抜けられないなっていう原体験になりました。自分の戦い方のスタイルの一つのいい経験になったらっていう、天才型じゃないんだなっていう、真面目にちゃんとやらなきゃなっていう。


箕輪が狂ってた時期

箕輪: 俺もNewsPicks Bookで月1で本出してて、本当に忙しかった時にNwesPicksの今PIVOTの佐々木さんが勝手にお医者さんに相談してて、箕輪さんのテンションがちょっと異常ですと。


異常な躁状態でああいう人ポキッと折れる気がするみたいな、らなんか珍しくランチ誘われて箕輪さん1回休みませんか?みたいな。

 めちゃめちゃ元気だったのに、え、なんで?って。

結局元気だからいいかみたいな感じになったんだけど、確かに佐々木さんに限らずいろんな人が狂ってるって言ってたんだよね。

箕輪狂介とか歌手活動やってた時、確かにおかしかった笑

ずっと酔ってたし、酔ってる割には集中して仕事もしてたし異常な状態ではあった。あれあのまま続けて たらもしかしたら闇の世界行ってたかも…。


福田: そこら辺ってやっぱ気づきにくいなっ いうのと、どの再現性をもって防げるんだろうっていうのは未だによくわかってないですね。

今後もそれなりの試練とか起きるなと思ってて。


箕輪: しゅん君の話とか周りを見てて、今まで心の病みたいなのって、いや捉え方次第っしょ!

シンプルに体とすごい似てるんだなって思った。
要は使いすぎると限界が来るって。


体もさ、ギリじゃん。どこまで限界まで頑張っていいかって、サッカーでも格闘技でも痛くてもやる部分はあるじゃん。

でも痛くてやり続けると怪我して休んだ方が良かったのみたいになるという。ギリのところをどう見極めるかだよね。

だから体のトレーナーとかがいるけど、心にトレーナーがいないからそういう人が必要なんだろうね。


福田: しかも病んだことなくてその理解があるのはほんとすごいなと思います。


箕輪: コンテンツ業とか多いよ。YouTuberとか。


福田: 友達病んでても、あ、そうなんだ。と思ってたんですけど、自分がなるとやっぱ辛いなって思います。


箕輪: 異常な刺激と物量。インセンティブがあるから頑張れちゃうんだよね。

普通のさ結構地味な仕事だとめんどいからやめようってなるけどさ俺の場合は本でスパーンって売れたりすると、忙しくても眠くてもまた興奮してさギャンブルみたいになるじゃん。

頑張れちゃって気づかないうちに走り続けちゃって心はもう体力切れみたいになってんだろうね。


福田:プレッシャーの種類もいろいろあるんだなと思いました。YouTubeのドーパミン的なプレッシャーはむしろエネルギーになるんですけど、これをやってくださいとかアルバイトとかも1ヶ月ぐらいでクビになっちゃってたんですけどそれと似てるなと思いました!


箕輪:そうだよ。ストレスってさ自分でハンドリングできないことだからね。寝ないで働くでも自分で望んで寝ないで働くのとどういう指示が飛ぶかわかんない状態で 寝ない1日って全然人にコントロールされてる方が辛いからね。


福田: そうなんですよね…。かつ世の中的な2年とか3年って短いかもしれないですけど、日々生きる中で1ヶ月が長い なっていう中での自己分析の一つの経験になりましたすごく。

組織を持って事業を拡大するみたいなところ、いろいろ考えてそれがやりたいなって行き着いたんですけどそうじゃない道もいっぱいあるなっていうのを知るっていうのはすごい大事だなと思いました。


箕輪: 本当に健康が大事だよね笑笑笑


福田:  病んでる時にインド行ったんですけど、何も改善されなかったんですよね。


箕輪: 日本の里山とか行った方がいいんじゃない?インド刺激じゃん。


福田: 登山は効果ありました。大峰山という奈良の。


箕輪: そうだよ、日本の自然だよ病んだら。長野とかでしょう?


福田: ちなみにその周りの出版社の方や、起業家の方で病んだ後って戻る方が多いですか?


心が病んだ人の回復法


箕輪: 自分で言ってるから言っちゃってもいいと思うんだけど、俺の知ってて名前出せる人だとライターの長谷川リョーさん、落合陽一さんとかの本作った人。

いきなり病んで ケニア行って、その人もいきなり立てなかったと。あれは多分ね、ライターズハイというのがあるのよ。文字書き続けたりすると頭おかしくなって、俺もたまに入る。

ゾーンに入ったのと近いんだけど躁状態だよね。それがね多分続きすぎると心がおかしくなるんだよね。ライターさんに多い。

長谷川リョーさんは元気になって、でもいつ再発するかわかんないんだよね。だからあんまり負荷かけないように戻ってきてR25とかでもしゃべってたけどNewsPicksパブリッシングの 井上さん。

井上さん結構比べると重くて人と喋っただけでズドーンて落ちちゃうみたいな。でも同じだと思う。これをやらなきゃいけないっていう極度のプレッシャーと同時に文章と向き合わなきゃいけない。っていう両方あるときついんだよね。


俺本当に氷結を昼間から飲んでてそれが良い方向に行ってはいないかもしれないけど、じゃないと無理だった。

プレッシャーとか、売れることが当たり前だったし当時。プレッシャーはなかったけどテリー伊藤みたいな感じだった。笑

昔のテリー伊藤って こんな感じだったんだろうなみたいな くらい、ずっとワーワー騒ぎながら出して売れるみたいな感じでやってたよね。


福田: 僕箕輪さんとか見てると、責任感、倫理観とクリエティブって逆行するなと思ってて、逆行する部分があるなっていうところで。


箕輪: あるよ!特に若い時はね。それを年齢重ねてもそう かわかんないけど若い時は絶対逆行するよね。


福田: 僕逆行してたなっていうのを今回の経験で学びました。


箕輪: なるほど、そうだねクリエイティブの矢印と組織の矢印って完全に逆じゃないけど違うもん。


面白いことは変なことをやることでもあるからね。組織が変なことやってもしょうがないからね。


福田: 本当に突き抜けられたらそれで行くのもありだなと思います、やっぱりそこでも勝ちきれないなっていうところも思ったので、やっぱり経験を通じて自分の戦い方とか。


箕輪さんはは真っ当な方だと思うんですけど、一見突飛なことをしてるようにも見えるとかあると思うんですけど、その振る舞いできる人のタイプとそうじゃない戦い方のタイプとどんなタイプがある中で自分の経験をもとに自分の自己分析していくんだなって。


箕輪: 本当に良かったと思うよ。それで回復してなかったよくないけど回復するってことは良くて、俺もそのかすり傷も痛かったで書いてて絶頂からどん底へみたいな帯なんだけど、

気づいた本当の幸せみたいなそのマイナスなことがなかったら多分オワコンになってたとおもう。

単純に飽きられる、自分の中に変化が起きなかった。
なんとなく手慣れのさ成功パターンがあって、それってまあまあ当たるじゃん?

他の出版社の編集者よりは当たるっていうのを多分繰り返して箕輪さんてずっと同じことやっててつまんないよねっ て人になってたと思う。


でも自分の中でいろいろあったからこそ、やることとか考え方とか人生のスタイルも変わって、延長された気がする。ものづくりの人として。


それがなかったら結構もういいよってなってたと思う。もうその手の本いいよ〜って。


福田: 人生長期で見るのも大事ですよね。


箕輪: 大事なのよ。。
俺ほどこれ語れる人いないんだけど、今日ちょうど書いてて短期の祭りみたいなことと、日常があるじゃん。


日常が大事


多くの人は9割9分日常で残り1分の祭りがあるから祭りが楽しいわけで、俺文春砲やられてもうどうでもいいやってなったとき、9割9分祭りで1分の日常をやってたの。

たぶんあまりこういう人がいなくて、そういう俺で気づいたことは、やっぱり日常があるから祭りが輝くんだよね。

毎日サウナ入ってイベント行ってなんやかんやしてずっとやり続けてても楽しくないんだよ。


福田: それ本当の意味で語れるの箕輪さんですね笑笑


箕輪: この前ねぶた祭り行って、正直あの重いねぶたを運び続けてる青森の民たちを見て俺は別に楽しくなかった。

それはなぜかというと勝手に言ってんだけど、暗い青森の人々の解放なのよ。


普段解放されてる俺が見ても別に解放されないの。だから俺は俺の日常を9割は無理だけど7割ぐらい作んないとこの3割は面白くないなと思ってなんか最近本いっぱい作ってるんだよね。


日常が大事だ!


福田: すごいですね、振り子のように。しかと振り子のスピードが速いですね箕輪さん。(@_@)


だって僕2ヶ月とか1ヶ月ごとにちゃんと振り子が変わっていくからすごいなって思うんですよね。


箕輪: やっぱ祭りは日常がないと楽しめないよ。


福田: 逆に普通のサラリーマンの方とかが日常多いと思うんですけど、祭りに対する憧れとかあると思うんですけどそういう人って1回祭り9割ぐらいやってみたほうが。


箕輪:やってみたらいいと思う。なかなかそんな境遇になれる人も少ないと思うけど、やってみたらやっぱ日常って大切だなって思うと思うよ。


福田: 箕輪さん話し聞いて疑似体験した上でもう一回日常を頑張ろうって思うのもありかもしれないってことですね。


箕輪: 人生長いんだよ。もう遊んでも埋まんないんだよね。

前澤さんだってさ宇宙行くとかなんやかんややってまた事業やろうとしてんじゃん、もうねみんなそう。

むしろ別に俺はそっちの方がかっこいいとすら思うけど、 遊び続けてる人ってすげえなって。

よっぽど教養深いだと思う。それも仕事と同じように日常にできる人だと思う。ただフェス行ってワーとかじゃなくて1個1個向き合うことができる人だと思う。


研究者のように。俺みたいに、ねぶたイェーイみたいな人はすぐ飽きちゃうんだよ。


福田: 逆に仕事って飽きづらいっていうことですね。


箕輪: 飽きづらいよね。やっぱりうまくいかないこともあるし人コントロールできない。若手の怠惰さとかあるじょん。

そういうのを複雑に絡み合ってるからやっぱりそっちの方が日常には向いてるよね。何だよこいつとか思うじゃん笑

でもそれがあるから開放があるんだなみたいな。そこには たどり着いたね。


福田: ということで今回メンタルが止んだ時の対処法って いうところを箕輪さんが本当に病んだことがないっていうのはすごいないと思いました。


ということでぜひメンタル病んでる方、参考にしていただけたらなと思います!


箕輪: 結構そういう人、数が多くなくても見た時になんやねんって思うと思う。どういう風にすればいい、人によるとは思うけど。


福田: 結論人によるし、最悪人の価値はやっぱ資本主義のお金とか学歴とかなんかの力では測れないなって心から思ったので信頼できる人を作るとか、友達と今この瞬間 を楽しむみたいなことが今の病んでない時に意識的にするっていうのはすごいいいなって。


1回病んじゃったらやっぱどうしようもない部分もあるし、僕が会社でまだ正社員含め7人とかなんですけど、あとインターン生含め20人弱ぐらいのメンバーいたから結構すぐ戻れたらっていうだいぶ助けてもらったので、

より良い会社作りたいなっていうきっかけにもなったので当たり前ですけど仲間とか人間関係とか結構大事だなって改めて思います。


箕輪: そうだね、人間関係大事だね…。

俺もそうだけど一番文春でどん底だった時 やっぱり人間関係だね、優しい人に囲まれてるって事が救いだよね。


福田: 本当にそうです、頑張らなくていいと思ってます。

箕輪:それで勝ちだからね。


ご視聴いただきありがとうございます!

箕輪厚介がやってる箕輪編集室というオンラインサロンがあります!

YouTubeで話しているようなことをもっと深く書いて投稿していたりしています。他にもいろんなプロジェクトがあって実際に雑誌を作ったり、サウナイベントを企画したりというのをみんなでやっていきます。

実践の場所となってますので興味ある人は入ってください。

よろしくお願いします!!

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