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【日刊みの編NEWS】なんか似てるね、このふたり。

おはようございます。箕輪編集室運営担当の三浦 俊平です。
4月25日(日)の日刊みの編NEWSをお伝えします。

うちには7歳と4歳の二人の子供がおりまして、自宅にはたくさんの絵本があります。子供たちの一番のお気に入り作家は「五味太郎」さん。

お子さんがいらっしゃらない方でもよくご存じの、有名な絵本作家さんです。(私も子供のころに五味さんの本をたくさん読みました)


五味太郎さんのインタビュー記事

先日、朝日新聞デジタルで『ガキたち、チャンスだぞ 五味太郎さんから子どもたちへ』というコロナ関連の記事を見かけました。

有料記事だったので、残念ながら読むことができなかったのですが、「コロナ禍がチャンス? どういう意味?」とタイトルが妙に心に残りました。

「別のサイトで全文読めないかなー」とググってみたところ、withnewsさんのこちらの前後編の記事にたどり着くことができました。

※子育て中ではない方にも「へー、面白い!」と思ってもらえると思います。ぜひ読んでみてください。


なんか似てるぞ、このふたり

なんで日刊みの編NEWSで五味さんに触れているかというと、この記事を読んだ最初の印象が、「箕輪さんと五味さんって考え方がにてる!」だったからなんです。

上で紹介したインタビュー記事(後編)から一節をお借りします。

ーー「お風呂が熱い」と思っても、私も含め、素直に「熱いから出よう」と言える大人がまれな気がします。

熱さに意味はないけど、この熱さに耐えれば卒業証書、修了証書、そして退職金……と続いていく。で、疲れちゃって、考えるのをやめていく。考えるのって面白いはずなのに。それを繰り返してるうちに、自分が何がしたいかわからなくなっちゃってる。誰かに見てもらって点数つけてもらって休みもお金ももらう。おれは「学校化社会」って名づけたよ。


『死ぬこと以外かすり傷』P41より引用

「お前がやる意味ないと思っているのならここが別れ道だ。意味がないことを知りながら上司のために仕事をすることは真面目でも何でもない。むしろ不真面目だ。代案を考えて『意味ない』と言ってこい。疑問に思ったことを飲み込んで、言われた通りに仕事する。そんな無難な道を3回歩いたら二度とこっちに戻ってこれなくなるぞ」


ね、どちらも同じこと言ってませんか?

それに気づいてから片っ端から五味さんのインタビューを読み始めたんですが、ことごとく「箕輪さんが年取ったらこんな感じになるかもなー」っていう感じなんですよね笑

実際上記で引用した五味さんのインタビュー記事を「箕輪さんのインタビュー記事です」って渡されても、ほとんど違和感ないですよね?(そう感じるのはわたしだけかな?)


で、そこからがぜん五味さんご本人に興味がわき、ネットのインタビュー記事を読み漁りました。その中で一番ビビッときたのがこちらのnoteです。

このnote、五味さんの「子供のころから現在までの学びの歴史」を知ることができるとっても興味深い内容になっています。


この中で「勉強」と「学習」の違いについて述べている部分があるのですが、この「学習」の場として、オンラインコミュニティがすごく有効だなぁと思わされたんです。

ちょっと長くなりますが、記事から引用させていただきます。

で、やることなくなっちゃったんだよ。毎日のローテーションがなくなって、人生一度終わっちゃったの。つまらないから、街に出るしかなかったのね。そのときに、意識的に「なんかないんだろうか」と探していたのかな、わからないところにどんどん入っていくクセがあったみたい。ボクシングジムとか――「後楽園ジム」だったかな、暗いところにリングの上だけに電気がついていて、スパーリングやっている人がいて、すごいあやしい世界だった。でも、けっこういいなこういうの、とか思ったりして。
 東京駅の近くで地下への階段を下りてみると、ジャズ喫茶だったわけ。当時は学生服でも入れてくれたんだね、モダンジャズという音楽に出会ってさ、なんかいいなあって。提灯がいっぱいついていてなんだか華やかなところがあってさ、入ってみたら歌舞伎座だったり、末広亭だったんだよね。
 全部、自分で出会ったんだよ、偶然に。で、「こういう人生いいなあ」「こんな感じいいなあ」「こういうのはやらないな」なんて思いながら、ぶらぶらしていたんだ。今も同じ。

わからないところにどんどん入っていくと、怪しかったり、華やかだったり、いろいろな世界があった。いろんな人に出会った。その中で、偶然「なんかいいな」って思えるものにたくさん出会えた。


以前は、街をぶらぶらして「出会い」を探すこともできたのですが、このコロナ禍の中で、「外をぶらぶらしたり、通りがかりの初めてのお店に入ってみる」って難しくなってきていますよね。

そういうことができる代わりの場所として、オンラインコミュニティを活用するのってありだなって思ったんです。

五味さんはこう言います

個人が何に出会うかということがすべてなはずなのに、今の教育はそれをものすごく侵していると思うよ。強制的に無理やり出会わせるカリキュラム。それも、すべての子におしなべて。
 人生、何に出会うか、ということが劇的なのですよ。いいとか悪いとかではなく、出会ってしまうものなのです。

上記は、「子どもに対しての発言」ではありますが、これは大人にとっても同じだと思います。

いくつになっても、「出会い」は大切。

家庭や会社や学校という「メンバーが固定された場所」で日常を過ごすだけでなく、そこからちょっと外れた「怪しいところ」に身を置いてみることで、いろんな人と出会う。

そして、その出会いを通じて「学び」を得る。

ぜひそんな風にコミュニティを活用してもらえたらうれしいです。


余談

以前から、「箕輪さんのような自由な生き方を続けていくと、いったいどういう大人になるんだろう?」というのを考えていました。

その未来のケースの一つとして、五味太郎さんのように「いつまでも遊び心を忘れない、目がキラキラした素敵なシニア世代」を迎えられるのであれば、それってとっても素敵なことだなと思わされました。

五味太郎から箕輪厚介まで幅広くお届けしております日刊みの編NEWS、本日はここまで。

今日も元気にいってらっしゃい!

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テキスト / 三浦 俊平

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