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本業では縁のなかった人と、サロンを通して一緒にできた ~『戦略と情熱で仕事をつくる』発売記念 デザイナーインタビュー前編~ #情熱戦略

「今は、コミュニティがないと本が売れない時代」

先日、公開したインタビュー記事でこのように語っていたのは、ダイヤモンド社の編集者、そして箕輪編集室のメンバーでもある木村香代さん。

彼女と箕輪編集室がタッグを組み、つくった書籍『戦略と情熱で仕事をつくる』(著者・松永直樹)が7月24日、ついに発売を迎えます。

今回は、デザインチームの平岡和之さん小野寺美穂さんに木村さんがインタビューを行ない、同書籍のデザインにまつわるエピソードを伺いました。
その様子を2日に分けてお届けします。


ライティングからPRまでを担う「オールみの編」体制

木村:今回、デザインは平岡さんと小野寺さんが担当してくれましたが、お二人に決まった経緯を聞かせてください。

平岡:まずは、僕が最初に話をいただいて。その時に、ライターチームリーダーの橘田さんがライティングを担当すると知りました。彼女は今回がブックライティング初挑戦なんですよね。

それを聞いて、「デザインに関わるのが僕だけというのはもったいない」と思いました。デザインチームの他のメンバーにも経験を積んでもらいたいと。それで声をかけたのが小野寺さんです。

小野寺さんはDTP(DeskTop Publishing。パソコンでデータを作成して実際に印刷物を作成すること)の経験はなかったけど、これまでいくつも一緒にプロジェクトをしてきて、彼女ならやり遂げてくれると思っていました。

木村:ライティング、デザインだけでなく、PRチームにSNSでの拡散やAmazonの商品ページづくりをお願いしました。「オールみの編だから」と外堀を埋めた状態にして(笑)、箕輪さんには帯の推薦文を書いてもらいました。

制作にあたってはいろいろなチームでボードゲームのイベントをして、松永さんやボードゲームのことを知ってもらう取り組みもしました。この本は、時間をかけてたくさんのみの編メンバーと関わってできたものなんです。


本業では出会えなかった人とみの編で関われた

木村:平岡さんは本業もデザイナーをされているんですよね。

平岡:はい。雑誌のアートディレクターを長くやってきました。健康や美容の情報誌とか写真系の雑誌も。女性向けからお堅いものまで幅広くやっています。最近では、交通広告や販促物、動画のディレクションをすることもありますね。

少し前に写真メインの本をつくったところなんですが、文字が中心の書籍は今回久しぶりだったので楽しかったです。

木村:みの編でも、販促物を多く担当されていますよね。

平岡:はい。本業もデザイナーなので、みの編で新しいスキルがついたというわけではないのですが、本業では一緒に仕事をする機会のなかった人と制作ができたというのは、みの編に入って良かったことですね。

今回もまさにそうで、ビジネス書はこれまでやったことはなかったので、いい経験になりました。

木村:本の装丁って人気のデザイナーさんに依頼が集中するんですよ。今出ている書籍のほとんどは5、6人のデザイナーさんでやってるんじゃないかっていうくらい。

平岡さん:そうですよね。奥付を見たら「あー、やっぱりこの人か」って(笑)。

木村:一緒にお仕事をする人がだんだん固定化されていってしまうんです。だから、オンラインサロンという繋がりから新しいデザイナーさんに出会えたのは、今回の良かった点ですね。


「戦略」と「仕事」を表す2色のグラデーション

木村:装丁は、今回どれくらい時間をかけたんでしょうか?

平岡:今回はけっこうかけましたね。実際の作業は1週間くらいですけど、ひとつ作っては置いて…ということを繰り返していました。

木村:寝かせて、寝かせて。

平岡:こういうエディトリアル系のデザインって、突貫で急いで作ることが多いんですよ。だから、今回納期まで時間があったのはすごくありがたかったです。

作業に入る前に松永さんに話を聞いたり、自分でもボードゲームを体験できたのは大きかったです。カバーデザインも木村さんに直接見てもらって、直の反応が見られましたし。

木村:そうなんですね。

平岡:できるだけ本物を見ていただいて、その時の表情を見たいんですよ。
「いいですね」っていう文字をメールで見るのと、「いいですね」って言ってくれている顔を見るのは、全然違います。

木村:直接言ってもらうと、説得力が違いますよね。カバーのデザインのポイントはどういうところでしょうか?

平岡:複数のパターンを用意しましたが、どの案でも「松永さんらしさ」を入れることを大切にしました。

例えばサイコロをアイコン化して入れているんですけど、歯車は「戦略」、炎は「情熱」。この2つがかけ合わさって「仕事(お金)」になるということを表現しています。

一同:あー、なるほど!

木村:あとは、カバーの色ですよね! すごくきれい!

平岡:きれいな色を出すために、インクの中でも一番色が鮮やかに出る蛍光色を2色と、さらに黒も特色を使わせてもらいました。

一般的な印刷はCMYKの4色ですけど、これらを混ぜるとどうしても濁った色になってしまうんです。この爽やかな色は特色じゃないと出せませんでした。黒は、特色プラスUV加工を使用してることで、タイトルが濃く立体的に見えます。

木村:特色を使ってコストがかかっているのでたくさん売らないと(笑)。

平岡:特色を使った2色のグラデーションは、この本の「戦略と情熱を使って仕事をつくる」という内容を表しているんです。

「戦略」という言葉を色で表すと青のイメージがありませんか? で、「情熱」って赤のイメージがあると思うんです。だから、その両方を使って仕事をするという意味で、青と赤のグラデーションにしました。

木村:うちの編集長には「それ、すごくいい話だから、ツイートしてください」って言われました。なぜこのようなデザインになったか、ストーリーがあるって大事なんです。



後編はこちら!


***

取材:木村香代
書き起こし:堀田祥、嶋田敬史、瀬川稀世子氷上太郎河地真里
編集:奥村佳奈子
撮影:皆銭文哉

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『多動力』を始めとするヒット作を多く手がける、幻冬舎 箕輪厚介が運営するサロンの公式note。箕輪編集室→https://camp-fire.jp/projects/view/34264 箕輪厚介の会社→https://naminoueshoten.com/

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