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動画作りの始まりは、10時間の没頭だった。「人生の歩き方〜タカオミさんができるまで〜」前編【夕刊ミノ】キャリアデザインチーム

こんばんは。箕輪編集室キャリアデザインチームのみずほです。4月28日(火)の夕刊ミノをお届けします。

先日から、キャリアデザインチームで「人生の歩き方」というシリーズ企画が始まりました。人生を楽しむ大人を知り、自分はどう生きるかのかを考える企画です。

*詳しくはこちら

先日、記念すべき第1回「人生の歩き方〜タカオミさんができるまで〜」が開催され、大盛況に終わりました。参加してくださった皆さま、ありがとうございました! 

夕刊ミノでは、タカオミさんへの事前インタビューで得られた情報を、前編と後編の2回に分けてお届けします。今回の前編では、タカオミさんの学生時代、動画作りのきっかけ、トロント生活の3点について聞いてみました。

【Profile】タカオミ(動画クリエイター)
映像系の専門学校に通ったのち、カナダに渡航。日本食レストランを紹介する動画メディアや日系企業のPR動画を制作するなど、動画クリエイターとしてのキャリアを歩む中、Twitterで箕輪編集室を知り入会。映画『箕輪大陸』などの撮影・編集に携わる。現在はNewsPicksの番組ダイジェスト動画や、NewsPicks BookのPR動画制作なども手掛けている。
引用:(https://minohen.com/n/n49e691ddd1bb

“反省するフリ”がうまかった学生時代

ータカオミさんは、どんなお子さんだったんですか? 

タカオミ:3兄弟の末っ子だったから、自由に育ちました。勉強も宿題もしてこなかったですね。唯一やったのは、答えがない自由研究でした。

ー先生に怒られませんでしたか? 

タカオミ:ルールを破り続けると、先生は怒り疲れて諦めるんですよ(笑)。「僕と先生、どちらが先に諦めるか」みたいな我慢比べは得意でしたね。でも、一応バランスを取るために、“反省するフリ”はしてました。例えば制服を着崩してるのを怒られたら、すぐに直しましたよ。1分後にはまた着崩してたけど(笑)。

ーじゃあ、すぐに呼び出しをくらうヤンキーとは違ったわけですね

タカオミ:全然違いますよ。僕、喧嘩したことないし、ヤンキーじゃない。親や先生に反抗したいわけではなかったんですよね。

動画作りのきっかけは、所属バンドのミュージックビデオ

ー高校を中退されたとお聞きましたが、やめるきっかけはありましたか?

タカオミ:やめたというより、行かなくなったんです。合わなかったんですよね。

ー中退後は何をしていましたか? 

タカオミ:15歳で中退したあとは、東京でバンド活動をやっていました。元々、21歳までに芽が出なかったらやめようと決めていたんですけど、それまでに人気が出なかったので、一旦諦めることにしました。

進路に迷っていた頃、遊びでやっていたバンドのミュージックビデオを作ってみました。気付いたら、10時間以上も動画作りに没頭していたんです。

その時、音楽ではダメだったけど、「動画ならいけるかもしれない」と思いました。そして、デザインと映像制作の専門学校に行くことに決めました。

価値観を変えたトロント生活

ー専門学校を卒業後、就職活動はしましたか? 

タカオミ:就活はしたけど、内定はもらえませんでした。でもその時、もしかしたら海外ならいける(認めてもらえる)かもしれないと考えました。

ーどうしてカナダを選んだんですか? 

タカオミ:英語圏で、物価が高すぎず、ビザが取りやすい国を探したところ、カナダになりました。

ーカナダで動画作りはしていましたか?

タカオミ:現地で採用してくれるプロダクションは見つかりませんでしたが、動画は作ってましたよ。無償で動画を作ったりもしました。日本人のコミュニティでもクリエイターとして活動をしていたら、日本企業のカナダ支社からオファーをもらえるようになりました

ーカナダでの生活はどうでしたか? 

タカオミ:自分の中の当たり前を疑う機会になりました。僕が住んでいたトロントは移民が多く、文化も価値観も多様でした。だから、カナダでは自分の常識が通用しないんですよ。僕が常識だと思っていたことは僕の中だけのものであって、人にはそれぞれの「当たり前」があるのだと気づかされました。

そして同時に、日本は暗黙の了解で溢れているなと感じるようになりました。いわゆる“同調圧力”ですよね。日本の治安の良さに繋がっている部分もあるので一概に否定はできませんが、僕はずっと苦手だったんです。

でも、カナダでの生活で「常識なんてない」と気づいてから、昔は反発していた同調圧力を気にすることすらなくなりました。自分と価値観が違う人に対しても、前より寛容になったと思います。

企画者の感想

「ミュージックビデオを10時間以上かけて作った」というエピソードが印象的でした。それだけ、動画作りがタカオミさんにマッチするものだったということですよね。

私も自分に合うものが見つかるように、今はいろんなことに挑戦してみたいと思います。

明日、29日の夕刊ミノでは、人生における考え方についてお聞きしたインタビュー記事をお届けする予定です。お楽しみに! 

テキスト/みずほ
編集/ぎっちゃんこふら
バナー/平澤晃奈

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お問い合わせ:minowa.et@gmail.com

箕輪編集室公式Twitter



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