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コルクラボメンバーから見た箕輪編集室(後編)

箕輪さんはコミュニティづくりにおいて、佐渡島庸平さんから影響を受けていると折に触れ発言しています。

その佐渡島さんが運営するコミュニティ『コルクラボ』はどのような場所なのか、また、箕輪編集室とどのような違いがあるのかを、両コミュニティに所属するおおたゆきさんに伺いました。

前編はこちら

おおた:サディ(※佐渡島さんの愛称)は「きっとこうすればこうなるはずだ」という設計を本当にしっかりしてるんです。コルクの社員さんも“コミュニティーマネージャー”という立ち位置で関わってくれていて。

篠原:みの編にはないポジションですね。コミュニティマネージャーはどのような役割を担っているんですか?

おおた:どう動いていいか悩んでいるメンバーの背中を押したり、みんなの表には出にくい意見を拾ったり。すごく全体を見てくれていますね。

実務的なところでいうと、定例会時に配信機器や音響機材のセッティングとか、懇親会のケータリングの手配とか、本当に色々やってくれてる。

あとはみの編にはないポジションで言うと“パイセン”って呼ばれる相談役。メンバーの悩みにのってくれる先輩的な存在ですね。

篠原:ちょうど相談役をみの編にもおこう、という話が最近出たんですが、それは“パイセン”がモデルケースだったんですね。

コミュニティーマネージャーとパイセンが潤滑油のような存在になっているとのことですが、コルクラボは何人くらいメンバーがいるんですか?

おおた:120人くらいかな…。今は紹介制にしているので、そんなに増やしてはいないです。これも実験の一貫だと思います、多分。

篠原:去年、コルクラボと合同合宿をした際、コルクラボメンバーの仲が凄く良いとみの編内で話題になったんです。コミュニケーションをとる上で何か工夫している点はありますか?

おおた:イベントでは名札にニックネームを書いて、それで呼び合っていますね。あとは掲示板やSlackに書き込みやすい設計がされています。

例えば掲示板では月のテーマに沿った毎週「お題」が出されるんです。

篠原:テーマとお題?

おおた:例えば今月のテーマは「あなたを形づくるもの」。それに対して今週のお題は「夢の変化」。小さい頃はどんな風になりたかったですか、それが時間が経つにつれてどう変化していきましたか、ということを書くんです。

篠原:なるほど。それは佐渡島さんが提示するんですか?

おおた:サディはテーマだけ決めて、お題はメンバーが出しています。

篠原:お題やテーマが設定されていると書きこみやすいですよね。

おおた:そうそう、コメントも100件以上はすぐに付きます。しかも長文(笑)。

篠原:100件以上! ほぼ全員書き込んでいる勢いですね。熱量がすごい…。これだけ自分自身のことについて書いてあれば、この人がどういう人なのかが分かって親近感が湧きますね。

おおた:書き人格と喋り人格のギャップが無いメンバーが多いのも親しみやすいポイントだと思います。文章を読んだ印象と、実際に会って話したときの印象がほぼ変わらないので打ち解けやすい。

篠原:もともと書くことが好きな人、得意な人が多いからでしょうか?

おおた:それもあると思うけれど、コルクの行動指針にも挙げられている「さらけだす」を体現している人が多いからかもしれません。

篠原:今、掲示板でのコミュニケーションについて伺ったんですが、Slackはどのように活用していますか?

おおた:Slackは短文コミュニケーションなのでより活発ですね。例えば掲示板で出されるお題については、Slackでお題を考えるグループも出来ていて、来週はどんなものにしようって意見交換が活発に行われています。

ラボっぽいエピソードを紹介すると、掲示板やSlackの分析をしている人もいます。滞在時間や人数を出して、どのくらい盛り上がっているのかを計測したり。

篠原:まさにラボですね!

篠原:最後に、箕輪編集室とコルクラボの2つに入って良かったなと思うことを教えてください。

おおた:1つは異なる時間の流れを体感できることですね。以前箕輪さんが「みの編はすぐに動くタイプで、コルクラボは深く考えるタイプ」と言っていましたが、どちらのコミュニティも、熱量は凄くあるけどアウトプットのスピードや過程が違うのが面白い。

もう1つは箕輪さんの吸収力のはやさを体感できること。コルクラボで聞いたサディの言葉を、すぐに箕輪さんがみの編で実践している場面をすごいよく見るんです。

この前の「編集者2.0とはなにか」に関する対談でサディが言った「納品主義とアップデート主義」とかもすぐにnoteに書いたりして。

篠原:箕輪さんが今まで無意識的に行っていたことを佐渡島さんが言語化してくれている、ということも多いですよね。

おおた:そうですね。サディが言ったことに対して箕輪さんが「俺、それやってたわ!」って言っているのをよく聞く(笑)。

なので、まとめると2つのコミュニティに入って一番良かったのは、みの編とコルクラボが触発し合って、お互いにますます熱を帯びたコミュニティになっていっているのを実感できている、ということですね。

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ついに佐渡島さんが箕輪編集室・4月定例会にいらっしゃいます!

みの編メンバーなら会場参加・LIVE配信視聴・アーカイブ視聴が可能です♩
これから入会したい方はこちらから。
※次回新規募集は3月24日(土)8時です。


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テキスト 宮﨑大亮
取材・編集 篠原舞
写真 池田実加




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