夕刊ミノ

「リアルタイムレポート」の極意とは!? 【夕刊ミノ】 ライターチームレポ

こんばんは。箕輪編集室・運営のトムさんです。3月11日(月)の夕刊ミノをお届けします。

今回は2月28日に「ライターチーム」主催で行われた柴山由香さんの「リアルタイムレポートの書き方」講義からの気づきをレポートします!

柴山由香さんってどんな人?

運営チームで活躍されている柴山さんは文章を書くことが大好きだといいます。ですが本職は「ライター」 や 「編集者」ではありません。 そんな柴山さんはなぜリアルタイムレポート(以下、リアタイ)を大切にしているのでしょうか?

リアルタイムレポートを書こう!

リアタイをすべき理由はずばり二つあります。

① 速報性がある(フレッシュな情報が読める)
② ホットな情報なので即拡散されうる (スピードに価値がある)

実際に、みの編公式noteの2月の月間PVランキングのトップ3のうち2つがリアタイ記事という実績があります。

今回の「リアルタイムレポート」講座ではそんな魅力あるリアタイに臨むための極意をお話ししていただきました。

リアルタイムレポート講座 5つのポイント

今回のリアルタイムレポート講座の内容を5つのポイントに分けると、以下のようになります。

① 圧倒的な準備
② 現場主義
③ 伝えたい情報は3つあれば十分
④ 刺さった言葉を選ぶ
⑤ ラストの部分は捨てる

① 圧倒的な準備

圧倒的な準備こそが大切なポイントの8割を占めるといいます。

・このイベントは何のために開催されているのか
・何を誰に届けたいのか
・どんな人に記事を読んでもらいたいか

などの目的を自分の頭に叩き込んでおくといいそう。

圧倒的準備をしておくことで目的がクリアになり、何を伝えたいか、どのようなレポートを書くか、というシナリオメイキングやゴール設計ができます。

「誰が(WHO)」「誰に(WHOM)」「なぜ(WHY)」「いつ(WHEN)」「どこで(WHERE)」「どのように(HOW)」という「5W1H」を徹底的に考える癖をつけるといいですね!

② 現場主義

リアタイの良さは、記事を通して現場の熱量が感じられることですよね。どんな人たちが参加されているのか、どんな雰囲気であるかを実際にその目で見ることで、自分の書くべき記事の軸が定まります。やはり実際の現場から感じ取られることは嘘をつきません!

③ 伝えたい情報は三つあれば十分

講演会にいくと話されている内容のすべてを書きたくなるという衝動に駆られるかもしれませんね! しかし、自分が決めた軸以外のことは全部捨てるという勇気をもつことが大切です。そもそも人は多くのことを受け入れられないので、多くても3つ大切な情報を伝えられれば十分なのです。軸にそってどんどん削ぎ落としましょう!

また、言葉を操ることが得意な人のなかには難しい言葉を使いがちの人もいます。しかしそれでは相手に一部のことしか伝わりません。みんなに伝わるような言葉で書くことも大切です!逆に、誰もが難しいと感じるような言葉や情報はあえて捨てましょう。

④ 刺さった言葉を選ぶ

講演の中で聞こえたキーワードをどんどん抜き出しましょう! 特に自分に刺さった言葉は多くの人にも刺さることが多いです。特に、会場でウケていることは、その言葉が刺さっている証拠ですから、敢えて長めに書いてもヨシ!

現場では言葉だけでなく、その場の雰囲気、人の仕草、表情などをみて何か感じることがあるかもしれませんよね。そういったことを盛り込むのも、臨場感のあるリアタイになります!

⑤ ラストの部分はあきらめる

最後の質疑応答などの時間は編集タイムです! というのも質疑応答は講演会のテーマとは少し違った内容になることが多いためです。その間により価値のある記事にするために、ひと手間加えましょう! 例えば、出てきた人の名前、本の名前、地名はググってより正確な情報にすることで記事のクオリティをあげられます。また、ツイートを引用したり写真を加えることで、より中身の濃い、メッセージ性のあるリアタイになります。

ただリアルタイムに文字を書き連ねるだけではなく、後になって誰が見ても分かりやすい記事になっていれば、読み手にも優しいものになりますよね!

最後に

今回は、リアタイの魅力とそのポイントについてご紹介してきました。リアタイは必ずしも文章でないといけない!といった決まりはありません。例えばグラフィックレコーディングでリアタイをするのも良いと思います。

ここまで述べてきた「リアタイ力」を鍛えるにはたくさんの打席に立つことが一番です! 箕輪編集室の定例会では必ずFacebookでの生配信を行っておりますので、とても参加しやすいですよ。
みなさん、今からでも遅くないです! ぜひ打席に立ってみませんか?

テキスト/トムさん
編集/後藤栞

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