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【プロ奢×箕輪】自由に生きろ! どんな個性でも、必ず需要が生まれる

箕輪さんとプロ奢ラレヤーさんの初対談。なぜお二人はこれほど「変わっている」人生を送っているのか。しかし、「変わっている」のは彼らではなく、私たちだった。

*前回の記事はこちら

その経験は、コストかストックか

ーお二人とも我が道をいってご活躍されてますが、どれぐらいのタイミングからそうなれましたか?

箕輪:僕が今みたいになったのは、編集者っていう仕事が大きかったかもしれない。めちゃくちゃなことをやる≒コンテンツが面白くなるに近かったから、変なことをやっても本が売れれば評価された。

だから、普通よりちょっと道から外れてるようなことをやった方が自分らしいっていうか、力を発揮できるタイプだったのは間違いない。

プロ奢:僕はできないタイプなだけです。やりたくないことはできないから、ただやらないっていう。例えば、靴下を履いたりとか。

箕輪:分かる。靴下履くの嫌い。

プロ奢:あと、トークイベントや番組に出るとギャラの請求書を書くことがあるじゃないですか。僕にとっては、数万円のためにそれを書く方が大変。

箕輪:「書いて送ってください」ってね。ひょっとしたら、僕らみたいな人間が「ここに書いて送るぐらいだったらいらねぇよ」って思うことを見越してやってるよ。

あれ本当に書こうと思ったら手がとまっちゃうもん。別に数万円落ちてたら拾うよ。でも、名前書いたりするのが本当に面倒くさいの。

プロ奢:コストが違うんですよね。

箕輪:そう!

プロ奢:僕が靴下履くコストと、他の人が靴下履くコストってもう数億倍くらい違うんですよ。

箕輪:まさにそう、コストなんだよね。その瞬間に消えるものか、蓄積されるストックか

例えば、ブラジルで3万円くれるおじさんがいるって聞いたら行くじゃん。僕は名前書いたり住所書いたりするくらいだったら、ブラジルに行ってなんかした方が楽。

だって、同じ3万円をもらうことでもその経験はストックになる。

本当にこの2人は変わっているのか

プロ奢:僕はよく変わってるとか言われるけど、元々人間はみんな違う。最初からみんな同じってことはない。

箕輪:本当そうだと思う。

プロ奢:学校のクラスにも、「え、こいつマジ?」みたいな性癖持ってるやつが絶対にいた。それが全クラスに数人いるわけだから結構な割合じゃないですか。

箕輪:僕は全員変な性癖持ってると思う。

プロ奢:性癖だけではなく、1つのジャンルにしても何か違いますよね。

箕輪:みんなそれぞれタイプが違うだけで変だと思う。それこそ3歳児の時はみんな違う。ただ学校教育や社会で、どんどんこうあるべきという型にハメられていく。僕らはその型にハマらなかったから、「変わってる」って言われるんだろうね。

プロ奢:僕は、自分が好きなものが世の中に存在しないから作るしかないっていうだけなんですよ。そういうことをやってると、「お前は変だな」と言われる。

箕輪:多分、アメリカやタイでまともに学校教育受けてなかったり、社会でまともに働いてなかったりする人は全員こんな感じだと思うよ。だから、ナチュラルはどっちかって言ったらこっち側なんだよね。

誰でもマッチングする時代

プロ奢:でも、10年早く生まれてたら、まあ僕みたいな人間なんて死んでましたよ(笑)。

箕輪:死にはしないだろうけど、池袋とかで地面に座ってチューハイ飲んでる人だよね。

プロ奢:多分そう。たまたま今にマッチしただけ。

箕輪:SNSがなかったらね。

僕も(10年前だったら)死んではいないだろうけど、絶対こんな登壇してる人じゃなかった。前まではとりあえず言われたことをやる、ある種洗脳されてる人が優秀だったから。

でも、いきなりゲームのルールが変わってやりたいことをやっちゃうやつの方が強くなった。急角度で、時代が僕に向かってきて「キター!」みたいな感じ。

プロ奢:そうそう。今ってすごくいい時代。だって、どんなブスでもマッチングアプリ使って、本気で探せば絶対に彼氏できるんですよ。

箕輪:インターネットってそういうことだよね。

この前、CASHの光本さんに「そんなにぽこぽこ金あげて大丈夫なんですか?」って聞いたら、「いや、逆です」って言われた。要は、中古市場って絶対に売れないものがない。

今はどんなものでも欲しい人が絶対に見つかるっていう時代。だから、プロ奢さんのように自分のキャラがはっきりしてさえいれば、どっかの需要とは噛み合う


*こちらは11月6日に開催された講演会の記事です。

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テキスト 氷上太郎 湯田美穂 青山広平 北村有 梅津圭佑 山内富美子
編集 氷上太郎 橘田佐樹
写真 惣島厚

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