猛烈さは、成長や感動を生み出す 『箕輪大陸』トークセッション
こちらは、8月28日に開催された『箕輪大陸』上映会でのトークセッションの書き起こし記事です。主演の箕輪厚介さん、監督の大竹大也さん、撮影・編集を担当した稲場友亮さん、駒月麻顕さん、吉田貴臣さんが登壇しました。
*前回の記事はこちら
1年前の自分が驚く人生を歩めるか
箕輪:タカオミはカナダで動画制作をしてたんだけど、箕輪編集室に入って日本に遊び来て、僕らと話してから全然カナダに帰ってないよね。すげぇな。
吉田:まだ半年以上リースが残ってて、家賃も払い続けてます。
箕輪:人生が結構変わったよね。
吉田:かなり変わりましたね。今、自分のオンラインサロンをやって、NewsPicksのダイジェスト動画も作ってる。1年前と比べて大きく景色が変わった。
箕輪:大竹くんも、この1年間で結構変わったでしょ?
大竹:だいぶ変わりましたね。1年前は会社員で、毎日家と会社を往復する生活をしてた。その時は、箕輪さんのことも知らなかったし、1年後こんなところに立って話すなんて思いもしなかった。1年前の自分がいたらびっくりすると思う。
箕輪:1年前の自分が今の自分を見たら「嘘だろ」って言うような人生を歩むっていいよね。
大竹:そうですね。本当にその言葉に集約されてるなって。僕もそうですけど、稲場くんやタカオミ、コマちゃんも1年前こうなるなんて想像してなかったと思う。
駒月:僕がみんなと唯一違うのは、箕輪編集室に入ったのが4月の半ばで最近なんですよ。
箕輪:「なんか急に変な奴きた。ずっと酔っ払ってて、こいつクスリやってるんだろうな。箕輪編集室ですって言って外で暴れてほしくないな」って思ってた(笑)。
駒月:暴れるって何が悪いんですか? 僕はいつ箕輪編集室を追放されるのか、楽しみにしてるんですよ。
箕輪:幻冬舎における箕輪みたいなこと言うのやめろよ!(笑) 今、初めて見城徹の気持ちが分かったわ。優秀だから切りたくはないが厄介だわって。
駒月:厄介ですよね。
箕輪:厄介だけどかわいいよ。
駒月:厄介の方がいいですよ。こいつ色々やってるから切れないみたいな、そんなのがいいです。
好きなことに猛烈にのめり込む
箕輪:この映画で本当見事に描かれていたように、単純に好きなことを見つけることが大切。儲かる儲からないとか、時代に合ってるか合ってないかは関係ない。法律で禁止されてない限りにおいて、社会的に何と言われようが自分のやりたいことは何かってことだけ。
例えばこの瞬間、隣の女の子にキスをしても逮捕は...されるか(笑)。でも、その子が自分のことを好きだったら逮捕されない。ちょっと例えになってないな(笑)。
「社会的にこういうのダメだよね」っていういわゆる全体の空気だよね。日本に覆い纏わってる空気。そういうものは関係なく、自分はこれがやりたいんだって思えることを見つけて、そこへ非常に重い体重をかける。
一点のみに重い体重をかけると当然失うものは多いよ。いろんな人の信頼を失うし、あいつ変わったなって言われるかもしれない。でも、完全に体重をかけきった時に初めて人が感動してくれる。みんなができることではないから、応援してくれる人が出てきて、熱を呼び、現象になっていくんだと思う。
人生なんていろんな楽しみ方があるから、別にそれができなくてもいい。けど、「こうあるべき。こうしなければいけない」みたいなことは全て幻想だよ。明日からそれをやらなくても誰一人傷つかないし、困らない。自分も餓え死にしない。
それは間違いないので、自分の心に耳を傾けることだよ。いろんな事情があるからすぐにはできないとしても、好きなことを猛烈にやってほしいなと思う。それは、僕の『死ぬこと以外かすり傷』でも言ってる。
『箕輪大陸』は編集者として見ても、ものすごく上手いストーリーになっていたと思う。大陸メンバーのみんなよく頑張ったよ。マジでお前らかっこよかった。
彼らの快進撃は始まったばかり。これからの活躍に乞うご期待です!