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【日刊みの編NEWS】ニーズがない出逢いに価値がある。

おはようございます。箕輪編集室運営担当の三浦 俊平です。 
12月27日(日)の日刊みの編NEWSをお伝えします。

12月に入ったと思ったら、あっという間に年末を迎えましたね。いつも日刊をお読みいただいている皆さま、一年間お付き合いいただきどうもありがとうございました。

年内最後の三浦担当分となります。今日もゆるりとお付き合いください。


先日箕輪さんが「箕輪編集室公式note」の2020年の統計情報をツイートしていました。

箕輪さんも驚く「投稿記事数561本」。日刊と夕刊を軸として、イベントレポートや箕輪さんのコラムなど、多彩な内容でお送りしております。


箕輪さんのコラムのクオリティは言わずもがなですが、それ以外のイベントレポートや夕刊も、ライターチームが編集部体制をとって監修していることもあり、読み応えのある内容がそろっています。

一方、この日刊コラムについては、誰のチェックが入ることも無く、「執筆担当者が自由に書いたことをそのままお届けする」ことを重視しています。


以前も何度か触れていますが、日刊みの編NEWSは「箕輪編集室のカルチャー」をお伝えするための媒体です。その中でも特に「人の想い」に触れていただきたいと思って運営しています。

そういうこともあり、各チームのリーダー陣には「自由に書いちゃってください」とお願いして、小説・日記・身の上話・コミュニティ論といったバラエティに富んだ内容でお送りしております。

おかげさまで、今年もたくさんの方にご担当いただき、「みの編の空気感をお伝えする媒体」としての役割を果たすことができました。(できてますよね?)

ご協力いただいた皆さまには、この場を借りてお礼申しあげます。

さて本題。


箕輪編集室で得られる価値とは何か

先日、私がコミュニティの師と仰ぐ編集者の佐渡島庸平さんと、音声コミュニケーションアプリ『Dabel』を運営するDOKI DOKI, INC. CEO 井口尊仁さんの対談動画がアップされました。

めちゃくちゃ神動画。コミュニティ界隈のひとにはぜひ見てもらいたい。というか、見るべき。記事執筆時点で再生回数が800弱なのは少なすぎる。再生回数3万回くらいいって、みんながこの感覚を共有できるようになるべき。ぜひ観よう。いや、観ろ。日刊読み終わったら1時間を確保して正座して観るべし。※対談を企画してくださっただいまりさんは神


熱くなってちょっと取り乱しましたが、そのくらい面白い内容の対談です。(ちょっと長いですが、音声だけで理解できるので、お出かけや作業の際の耳のお供にどうぞ)

特に、オンライン上の居場所について理解を深めたい人はぜひご覧ください!

コミュニティの話題は34:40~ですが、最初から通して聞くことで、話の展開がよりいっそう楽しめます。佐渡島さんの導きに井口さんがハッとなる展開がめちゃくちゃぞくぞくします。(人が「気づく/ひらめく/腑に落ちる瞬間」ってこういう感じなんだなっていうのがよくわかります)


さて、ちょっと脱線したので話を元に戻します。

対談の中で井口さんが「ニーズがない出逢いに価値がある」という発言をされました。(40:38頃)これ、めちゃくちゃ箕輪編集室に当てはまるなってビビッときたんです。


なぜ人はコミュニティに集まるのか

いくつかのコミュニティで運営担当をさせていただいているのですが、活動をする中で気付いたことがあります。「参加目的」と「参加したことで得られた価値」のギャップについてです。

コミュニティに参加する理由は人それぞれですが、「こうなりたい」「学びたい」といったいわゆる「スキルアップ系」と、「仕事につながる(すぐに使える)人脈をつくりたい」「オーナーとお近づきになりたい」といった「人脈作り系」がかなりの割合を占めています。

しかしながら、そういった人たちがコミュニティを卒業するときに発する言葉として一番多く聞かれるのが「このコミュニティに入ったおかげで、一生ものの素敵な仲間と出会うことができました!」というもの。

当初はスキルアップや人脈作りを目的としていたのに、コミュニティで得られた一番の成果を「仲間(※)との出会い」と答える人がとっても多いんです。(わたし自身も同様の認識を持っています)

※ここでいう「仲間」はギブアンドテイクのビジネスライクな”人脈”とは別物。「損得勘定無く付き合える、気の合う友人」といった趣のものです。


わたしはそんなに周りに友達がいるタイプではないので、あまり比較にならないかもしれませんが、みの編で出会った人たちの中には、「地縁・学縁・社縁・血縁」といった従来の「縁」の範囲では出会えなかったであろう、尊敬すべき人たちがたくさんいます。

わたしが誰かに「みの編に入ってよかったことは何ですか?」と聞かれたら、やはり「人との出会いがあったこと」と答えると思います。


ニーズがない出会いに価値がある

人との出会いにもいろいろありますが、ここで取り上げたいのは「ニーズがない出会い」です。

こういう人と出会いたいとか、あの人と仲良くなりたいとか、なにかしらのニーズに基づく「ギブ&テイク」が成り立つ関係性ではなく、意識もしていなかった「ニーズがない出会い」に注目することで、オンラインコミュニティの活用法が見えてくると思うんです。

みなさんにちょっと思い返してほしいのですが、なにかしらのコミュニティやネットワーキングのイベントに参加するときに、「特定企業の社員さんと出会いたい」とか「××業界の人と出会いたい」とか、学生さんだったら「大企業のHR系の人に出会いたい」とか、そういった期待をもって参加することってありませんか?

でも、なかなかそういうお目当ての出会いって無いもんですし、そういうところで狙い撃ちして出会った場合、裏側にある「損得勘定」が透けて見えることもあり、うまく行かないことが多いように思います。(あくまで個人の主観です)

それに、そこでの出会いって、肩書きもついてきますよね。

最初に自己紹介や名刺交換をして、「○○大学の××さん」とか「□□株式会社の△△部長」とか、そういう日常的なラベルをお互いに貼った状態でスタートする出会い。

その後の付き合いにおいても、常にそのラベルが付きまといます。


では、「そうじゃない出会い」はどうでしょうか。

ためしに、あなたが所属しているコミュニティで仲のいい人を思い出してみてください。

相手がどこの大学に通っているか、どこの会社の何の役職の人なのか、具体的にいえる人ってほとんどいませんよね。

こういった、何かしらの益を求める打算的な出会いとはまったく関係が無い、ラベルの無いまっさらな「人と人との出会い」、いわゆる「ニーズが無い出会い」でめぐり合った人たちが、あなたの人生の財産になっていると感じませんか?

また、いつも自分について回っているなんらかのラベルが外れることで、フラットにコミュニケーションがとれる空気に安心したことはありませんか?

私は井口さんのこの「ニーズがない出会いに価値がある」というフレーズを聞いたとき、おもわず「これだ!」とふるえてしまいました。

まさにこれが箕輪編集室をはじめとするオンラインコミュニティに参加することで得られる価値といえます。

よく考えてみると、いま箕輪さんが推している「サウナ」も、この「ニーズがない出会い」を演出する場のひとつなんですよね。肩書きとか上下とか取っ払って素で話せる場って貴重です。


みなさんは今年、どんな出会いがありましたか。

日刊みの編NEWSは、来年以降も「人の想いを知る」場として「いつもここにあるもの」であり続けたいと思います。

日刊を通じて「人の想い」に触れ、「ニーズの無い出会い」がたくさん生まれること。そして、そこに価値を感じて箕輪編集室に参加してくれる人が増えたらうれしいです。

今年一年ありがとうございました。
また来年もどうぞよろしくお願いいたします!

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テキスト / 三浦 俊平
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お問い合わせ:minowa.et@gmail.com



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