正面ツーショット

やりたいことができない理由は、全て言い訳だ

11月28日、『動画2.0 VISUAL STORYTELLING』 出版記念で10代・20代向けの限定イベントが開催された。本イベントでは著者の明石ガクトさんと編集者の箕輪厚介さんが参加者とディスカッションするという形式で、会場は抽選で当たった若者40名の熱気に包まれていた。

「若い人の悩みに1個ずつ答えていくのが粋じゃないかなと思って、このイベントは抽選で人数をめっちゃ絞ったんです。
俺と箕輪さんの話は講演会とかで聞けるから、今日は、時間がある限りみんなの質問とかぶつけてもらって、それに俺と箕輪さんが打ち返していきます」と語った明石さん。

やりたいことをやる時、いろんな壁に阻まれてできないこともある? そんなのはただの言い訳だ! やりたいことをやって生きる二人が、思い悩む参加者を叱咤激励していった。
全部で19名の質問に答えたが、今回はその中からいくつか抜粋してお届けする。


一人でも小さなことからやれ

質問者1:地方から動画のムーブメントを引き起こすために、何かチャンスやヒントはないでしょうか?

明石:逆に聞くけど、地方で動画作って発信することに、どんなハードルがあると思ってる?

質問者1:実際にやってないのでちょっと分かんないんですけど、人やお金、仕事の規模感とかはどうしても制限が出てくるので、その中でいいものを作ったりしないといけないのはあるのかなと。 特に人がいないので。

明石:要は、仲間があんまりいないなって感じ? 

質問者1:はい。

明石:なるほどねぇ。

箕輪:明石さんも若い頃、悩んでたんじゃない?

明石:僕は静岡出身で、相当悩んでたね。でもね、僕の時代と今の時代って違って、インターネットがあるじゃないですか。例えば、箕輪編集室に地方の人めっちゃいるでしょ?

箕輪:地方の人めちゃくちゃいる。半分くらい地方。

明石:僕はサロン至上主義じゃないけど、僕が高校生の時に比べて、今はすごくハードルが下がってるんですよ。同じ志を持つ人を見つけやすい。逆に言うと、なんか仲間がいなくちゃできないってのは、言い訳だと思うんだよね。一人でもできることってすごいある。

だって、ヒカキンさんなんてたった一人で。

箕輪:ガラケーでやってたんだもんね。

明石:そうだよ。しかもスーパーのバイトを一日10時間やった後に、すげぇ狭い4畳半くらいの部屋でやってというところから始まってる。彼は自分がやれることからどんどん動いてた。

それを見てる人は絶対インターネットから現れるから。その人たちと交流して、だんだん仲間を増やしていくってのがいいと思う。

選択肢をいくつか持つこと

質問者2:今、関西の大学3年生なんですが、ONE MEDIAさんの動画を見て感動して、メディアの方面なら多くの人に伝えられる仕事ができると感じて、メディア系への就職を考えています。

関東には魅力されるメディアがたくさんあるんですが、私は卒業のギリギリまで単位をとらないといけないため、先生からは「あなたは学校に行かないといけないから難しいんじゃないの? そういうところはインターンで働いていないと採用されないから」って言われて悩んでいます。

それで、メディア系に就職するためには、どういうことをした方がいいのかお聞きしたいです。

明石:なんだろうなぁ。ONE MEDIAに限らずスタートアップ業界あるあるで、大学やめる人いるけど、大学やめることをやめた方がいい。

箕輪:それはなんで?

明石:すごい視野が狭くなっている。女子校で、女子高生が教師を好きになるみたいなこと。選択肢がある状態で、選んだ方が絶対にいいと思う。

確かに昔は、大企業だったら東京にいる方が有利だったりした。

でも、うちはインターンから新卒をとっているというわけではない。来年の新卒は2人なんですけど、1人はインターンしてた。もう1人はインターンじゃなくてWantedlyから応募してきた。

大学やめない方がいいって言ったけど、ONE MEDIAは学歴で見ていない。俺も全然成績良くなかったしさ。

何が言いたいかっていうと、大学の学費は親に出してもらっているでしょ。そういうのを全部放り投げてしまう人は、仕事でもいつかそういうことをしそう。「一緒に働く仲間としてそのスタンスはどうなの?」っていうこと。成績や学歴云々じゃなくて、人間としての部分を大事にした方がいい。

関西にいたらONE MEDIAにエントリーできないわけじゃないし、ONE MEDIA以外にもいいメディアはたくさんある。

だから大事なのは、関西にいながら、こういうことをやっててこういうストーリーがあってっていうことを、俺らに伝わるようにすることだよね。

思いつめて何者か分からない人が「入れてください」って来ても「え、いやちょっと...」ってなる。でも、「この人はすごく良さそうだね、関西にいるっぽいな。一回来てもらいましょうか」ってなるにはどうすればいいかということを落ち着いて考えた方がいい。

いつでもONE MEDIAの門は開いているから。なんかこういうと、さっき言った直情型の人が来るから注意深く言うと、門は開かれているんだけど、アプローチを冷静に考えてね。親とかお世話になった人に迷惑かけない形でやるのが重要だと思います。

未来のたらればを考えるのはやってからにしろ

質問者3:やりたいことが去年くらいに見つかって、今はやっと実現しそうなところまできています。その業界の人に「私たちも協力したい」って言葉をもらえたんですが、最後に「あなたが若いのがちょっともったいないなぁ」って言われて。

箕輪:どういうこと?

質問者3:それが分からなくて。

明石:何の業界なの?

質問者3:アニメーション業界です。

明石:年寄りだからもったいないなら分かるけど。

質問者3:あと、あなた自身にあまり欲がないように見えるとか、私たちはタダで協力するけど、他の人たちが協力するってなった時にその人たちのリスクをどうするのかってことを考えていた方がいいよって言われました。

それらを言われてから1か月くらい経ってるんですけど、まったく意味が分からなくて。

箕輪:具体的に聞かないと分かんないと思うんだけど、なんで説得する必要があるの? なんかいいアイディアだったら勝手にやっちゃえばいいじゃん。

質問者3:自分で新しいアニメーションを作っていく上で、アニメを作る技術や人数が必要で、その人たちがいなくなったらまた探すとこから始まっちゃうなと。

明石:でも、協力してくれるって言ってんでしょ? じゃあ、やっちゃえばいいじゃん。その人たちが言ってるのは将来のたらればの話でしょ?

箕輪:うん。そんなのは1000個くらいある。

明石:これ、仕事や会社の中では腐るほどある話。いわゆる、これがこうなったらどうすんだっていう話で、そんなのやってから考えりゃいいわけ。だいたいそう言うやつは、未来のたらればに縛られてやらないで終わる。君は、今やらないで終わるルートだよ。

箕輪:そう。 僕の目から見ると、それを言われて安心しているようにすら見えるよ。本当にそれを強く望んでたら、耳にすら入れないくらいやるよ。

明石:いろいろ言われても、協力してくれるんですよね? って感じ。

箕輪:そうそう。俺よくあるよ。イェイ!  みたいになって「いや、でもここは伝えましたよね」って言われて、「ああ、知ってます知ってます。でも、やるんですよね?」みたいな。

明石:それに、やって仕上がってからじゃないとさ、何も評価されないじゃん。

箕輪:明石さんの言う通りだよ。その質問がよく分かんなかったのは、協力してほしいってプレゼンして、協力するって言われてんだから成功なのよ。だから、もうやっちゃえばいいんだよ。

明石:もしそれで、物事が前に進まなかったら、そいつらはなんか自分たちで断った感じだとバツが悪いから、他のせいにしてやんわり断ろうとしているクソ野郎だから。もうそんなやつらとやらない方がいい。だから、やんな。もう前に進めた方がいいよ。

(次回に続きます)


***
書き起こし:湯田美穂 林加代子 石川勝紘 Suzuki Kenta 新井大貴
編集:橘田佐樹
写真:ONE MEDIA提供 駒月麻顕

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『多動力』を始めとするヒット作を多く手がける、幻冬舎 箕輪厚介が運営するサロンの公式note。箕輪編集室→https://camp-fire.jp/projects/view/34264 箕輪厚介の会社→https://naminoueshoten.com/

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